住宅の売却

照射

任意売却のメリットは

任意売却のメリットは競売に比べて大きいです。最も大きいメリットが、物件がほぼ市場価格で売れる(競売では7、8割の価格で売れることが多い)ことです。さらに、借金が残っても分割払いで無理なく返せること、近所に知られることなく売却できること、交渉次第で引越し費用が捻出できることなどのメリットもあります。任意売却の費用(仲介手数料など)は成功報酬ですので、物件の売却価格から引かれるかたちになります。手持ち金がゼロでも行えるということも任意売却のメリットです。また、親族間売買・家族間売買をしたり、理解のある投資家に家を購入してもらうことで、売却後もその家に住み続けられる可能性もあります。以上のように、競売に比べてはるかにメリットが大きいことがわかります。

これまでの歴史と、今後

戦後日本経済は、高度経済成長期にあり、不動産価格も上昇を続けていました。不動産価格は一度上がったら下がることはないという「不動産神話」まで生み出しました。しかし、バブルが崩壊したことで、長く続いた不動産神話も崩壊しました。その後、リーマンショックの影響で、さらに不動産価格は下がり、大手金融機関は大量の不良債権を抱えるようになります。その大手金融機関を救済する政策の一環に、任意売却という制度があります。任意売却は、住宅ローンを払えなくなった債務者にとってとてもメリットの大きい制度ですが、債権者である金融機関にとってもメリットの大きい制度なのです。任意売却には債権者の同意が必要ですが、こういった理由もありほとんどの場合同意が得られます。今後もしばらくは不況が続きそうですので、今後も住宅ローンが払えなくなった時の手段として任意売却は一般的に行なわれることと思われます。